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手漉和紙
DSC_0671.jpg
毎日新聞社版 手漉和紙(全一巻・三冊)
昭和五十年発行
内容:解説書 146頁
   標本紙編(上巻)148頁、生漉紙200点
   標本紙編(下巻)188頁、漉模様紙、和染紙、加工和紙、
                 千代紙、型染紙 250点
附録:国が指定・選択した紙の無形文化財6点

昭和48年に刊行された、当時の手漉和紙をほぼ網羅した「手漉和紙大鑑」のダイジェスト版だけど、個人で保管するにはちょうど良い。
標本紙(上巻)は生漉紙となっている。生漉紙とは混ぜ物をせずに、楮 三椏 雁皮 の繊維だけで漉いた紙のことだと思っていたが、標本紙にはパルプや反故紙を混入したものも入っている。下巻に収められている加工和紙とはちがい、漉いたまんまの白い素地の紙という定義だろうか。
下巻には色鮮やかな染紙やから紙に混じってサンドペーパーが。
裏を見るとちゃんと和紙だった。
そのように広範な技術者と長い伝統にささえられて、世界最高といえる水準を築きあげてきた手漉きの製紙が、資本主義的近代化の激浪に押し流されて、いま衰え滅びようとしている。明治の最盛期に六万八千余戸を数えた生産家が、全国くまなく探しても八百余戸にすぎない。しかもほとんど廃絶し、あるいは廃絶しようとしている生産家の数も多い。そして手漉きの和紙は、急激に民衆の需要から遠ざかり、民芸の世界に生き残る道をさぐるほかない現状になっている。
解説書の中から引用。
昭和50年の話。
全国手すき和紙連合会によると、平成13年時点で392戸となっている。
「紙漉きの修行に来る若い人はいるが、独立できない。成り立たないから」と、ある抄紙家さん。
民芸は悪くないけど、和紙がそればっかりになられては絵が描けない。

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